一貫した生産・加工体制、安心安全なウナギを提供/大新

大新 東中川拓郎さん

大新(指宿市)

活場課課長 東中川拓郎さん(35)

ウナギを自社工場でかば焼きに加工し、首都圏をメインに大手スーパーや百貨店、コンビニエンスストアなどに出荷する。

東中川さんは、主にウナギの選別を行う活場課で勤務。志布志市有明の子会社「日鰻」、指宿市の「いまむら養殖」などの養鰻場から生きたウナギをトラックで工場まで運搬。サイズ別に仕分け、加工部署へ送り出す。

活場課では4人が勤務。作業場には、ウナギの入った円筒形の容器が大量に積まれている。中身を選別台に移し、レーンから流れてくるウナギを直接手で触りながら、長年の感覚で素早く大きさを見極める。

大新 ウナギをサイズごとに選別する選別台
ウナギをサイズごとに仕分けする作業員

入社間もない頃は、ぬるぬるしてつかめず逃げられて苦労したことも。「先輩に教わり、少しずつ感覚を身に着けていった」。入社18年目を迎えた今は、若手を指導する立場になった。

「ウナギ業界は夏が忙しいイメージを持つ人もいるかもしれないが、実際は9~12月ごろがピーク」と話す。12~3月に池入れされるシラスウナギは秋口に出荷されるため、今の時期は出荷量が多く忙しい。ウナギの入った容器を運ぶ力仕事が多いので、体力も必要だ。

2003年、会社の建物が現在地に造られた。当時近隣に住み、建設の様子を見ていた。高校卒業後、福岡の食肉加工販売会社に就職したが退職。大新に友人が勤め、実家から近いこともあり、同年8月に入社を決めた。

敷地には桜の木が並び、毎年4月には社員や家族が花見をしながらバーベキューを楽しむのが恒例。11月には、敷地内の供養塔でウナギ供養を行う。妻と2人の子どももウナギ好きで、毎年土用の丑(うし)の日には必ず食べる。

仕事に余裕があり早く帰れる日には、地域の社会人サッカーチームで思い切り体を動かすのがストレス発散方法だ。

入社時は一つだけだった工場は増設され、今では三つに。「規模を拡大し製造を手掛けるようになった」と変化を実感。今年4月には自社通販サイトも立ち上がった。「安心安全で自信がある商品を作っているところが大新の魅力」。

養鰻量日本一の鹿児島。その一端を担う仕事にやりがいを感じている。

東中川拓郎さん
指宿市西方出身。指宿商業高校卒。福岡県の食肉加工販売業から転職し、2003年8月に入社。

代表取締役メッセージ

中村智さん(64)

子会社の養鰻場を持ち、グループ会社として一貫した生産・加工体制が整っているところが強みです。女性と子どもからおいしいと言われるものであることを第一前提に、商品を製造しています。

昨今はただ作るだけではなく、末端の消費者や店舗まできちんと届くような体制づくりが大切です。流通大手グループのセブン&アイ・ホールディングスや、県内では山形屋などとも取引をしています。

商品数の増加に伴って、営業や管理の部署の仕事内容も複雑化しています。取引先の多くが県外の方々です。コミュニケーションを取れる力が重要ですが、やりたい気持ちがあれば挑戦してほしいと思います。

会社プロフィール

大新
大新の外観

  • 所在地 指宿市西方2788-1[MAP
  • 業務内容 ウナギ加工販売
  • 設立 1995年5月
  • 資本金 2000万円
  • 売上高 40億円(2019年10月期)
  • 従業員数 36人(男性26人、女性10人)
  • 平均年齢 39歳
  • 平均勤続年数 10.9年
  • 勤務時間 午前8時~午後5時(部署による)
  • 有給休暇の平均取得日数 5~6日(19年度)
  • 月平均所定外労働時間 10~20時間(19年度、部署による)
  • 育児休業取得 女性1人(19年度)
  • 新卒採用者数 なし(20年度は中途採用2人)
  • >HP/株式会社大新
※南日本新聞2020年11月17日付掲載

このシリーズについて

グッジョブかごしま
鹿児島県内の企業を紹介し、就活中の学生を応援するコーナーです。南日本新聞に毎月第3火曜日掲載しています。

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