最新技術を融合し、遊びと学び新スタイル/大見商事

大見商事
子どもが砂場で遊ぶと、山や海が表れる「AR砂遊び」など新タイプの遊びが楽しめるリトルプラネット=鹿児島市東開町のイオンモール鹿児島

大見商事(鹿児島市)

子どもたちが砂山を作ると、デジタル画像が投影され、その形状によって雪山や火山となり、生き物も出現する。昔ながらの遊びと最新技術を融合した次世代型の遊び場「リトルプラネット」の一コーナーだ。5月、鹿児島市のイオンモール鹿児島にオープンした。

商業施設内のゲームコーナーを運営する。かつて鹿児島市にあった百貨店高島屋の屋上遊園地がルーツ。同店は当時としては珍しく、遊技機を自社で仕入れていた。その機器を他の百貨店や施設に貸し出すため、高島屋開発の犬伏康夫会長(92)が創業した。

インベーダーや格闘ゲームブームにも乗り各地にゲームセンターを展開。1990年代以降は、スーパー内の家族向けコーナーに転換した。仲宗根剛専務(48)は「親子や3世代で安心して遊べる場に」と既存店の改装に力を入れてきた。

遊びから「学び」にも事業の幅を広げる。2010年から個別指導の学習塾「スクールIE」のフランチャイズチェーンに加盟。鹿児島市と霧島市の2校を運営する。全国のIEで初めて、警察官専門の養成コースも設置する。

新型コロナウイルス下で「学びを止めない」として、オンラインでの個別指導を始めた。屋久島出身の仲宗根専務は「今後、塾が少ないへき地や離島地域に教育を行き届けることができれば」と語る。

ゲーム事業は、タイトーと提携し関西に進出、初のクレーンゲーム専門店を、京都府の商業施設内に開店したばかりだった。インバウンド需要狙いだったが、コロナ下で見直しが課題となる。「人間には衣食住に“遊”が必要」を念頭に、新たな遊びの形を探っていく。

(南日本新聞2020年6月14日付掲載)
大見商事
1961年設立。犬伏和章社長。資本金1000万円。従業員170人。ショッピングセンター内ゲームコーナーを鹿児島、宮崎などに36カ所運営。売上高は10億円(2020年2月期)。
住所:鹿児島市照国町3―21[MAP

このシリーズについて

かごしま会社探訪
きらりと光る鹿児島県内の中小企業を訪問し、あまり知られていない素顔を探ります。 ※2020年8月9日まで、日曜日付南日本新聞の経済面に掲載していました。

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