頑固なモノ作りのプロ集団/ジクヤ精工

ジクヤ精工
部品を加工する機械を調整する社員=さつま町柏原

ジクヤ精工(さつま町)

自動車や食品、医療関連の製品づくりに使われる精密機械の部品を製造する。金属のネジやシャフト、ギアなど100分の1ミリ以内の精度で複雑な形状にも対応し、「頑固なモノ作りのプロ集団」が会社のキャッチコピーだ。

コンピューターを使って描いた設計図をもとに機械で加工するが、社員が寸法を測りながら微調整して仕上げる。

「機械を大事に使ってもらうことにつながれば」と、メーカーが製造を中止し、設計図のない農機具の部品製造も1個から受け付けている。

1989年に軸屋敏宏代表取締役(65)が脱サラして創業した。「作業が大変な仕事を積極的に引き受けていくことで、企業からの信頼を得ることができた」と、現在は県内外の約20社と取引をする。

そのうち、売り上げの約6割を占めるのが、同じさつま町内にある日本特殊陶業鹿児島宮之城工場だ。

強みとしているのが3次元加工で、その技術を利用してステンレスや銅に家紋を立体的に表現した「家紋シリーズ」も展開する。表札をはじめ、指輪やペンダントなどの商品があり、昨年は宮之城中学校に開校記念として縦約30センチ、横約40センチの校章も寄贈した。

2016年にはドローンによる空撮事業も始め、地元の県立北薩広域公園や伊佐市の曽木の滝公園の映像を、動画投稿サイト「ユーチューブ」で紹介する。

軸屋代表取締役は会社がある同町柏原出身。「頼まれた部品については何でも対応できる会社にしていくのが目標。若い人たちに働きたいと思ってもらえる職場づくりを進め、地域活性化にも貢献していきたい」と話している。

(南日本新聞2020年6月7日付掲載)
ジクヤ精工
資本金300万円。売上高1億3000万円(2020年2月期)。従業員14人。
住所:さつま町柏原4965の25[MAP
電話番号:0996-59-8849

このシリーズについて

かごしま会社探訪
きらりと光る鹿児島県内の中小企業を訪問し、あまり知られていない素顔を探ります。 ※2020年8月9日まで、日曜日付南日本新聞の経済面に掲載していました。

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